1.略歴 |
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2.所属団体 | 東京弁護士会(期成会所属) 青年法律家協会(東京支部) 自由法曹団 |
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3.メッセージ | 12年程の会社勤務を経て弁護士になりました。 この間の勤務の中で、段々と自分なりに意識するようになり、大切にするようになってきたことは、➀仕事は基本的に大概どれも本質的には対人支援としての性質を持っていることを意識すること(その上で、今、自分自身が提供しようとしている仕事や役務が、仮に自分や自分のかけがえのない人が提供を受ける側だと仮定して、諒としてよいものかを考え意識すること)、②まずは曇りのない目や頭で非常に素直・素朴、正直・虚心坦懐に目の前の課題や事象を捉え、それを起点に業務上のアウトプットに反映させて仕事に取り組んでいくことに勝るものはないこと(その上で、伝え方に(細心の)注意を払う必要はありますが、それによる気付きや検出点をチームメンバーや業務上のカウンターパートらにも共有して深めていくように努めること)の概ね2点です。 新たにスタートした弁護士生活でも、差し当たっては、これまでと変わらない上記のような点を念頭に意識して日々取り組んでおります。 過去の会社勤務で培ったものでもし使えるものがあれば最大限使って、また、法律実務に関する研鑽・知見も今後深めて、最良・最善の対人支援を心掛けて参る所存ですので、お気軽にご相談をして頂ければ大変幸いです。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。 (以下は、半ばコラム的な雑談になりますが、その辺にいくらでもいそうな“ごく普通のサラリーマン”だった私などが弁護士になったとして世の中に何かの足しになるのかしらと不安に思っているところに一筋の光明を感じさせないでもない読書体験がありました。その本は周防正行著『それでもボクは会議で闘う―ドキュメント刑事司法改革』(岩波書店)です((必ずしも読み易くはないですが)とっても面白い本です!)。飽くまで私個人の感想にはなりますが、当代最高峰と言っても過言でない法律実務家・研究者らが居並ぶ会議の中で、真に社会公共の利益に資する役割を担おうとしたし、現に担っていたのは著者や村木厚子氏ら5名の非法律家委員であったのではないか(しかも、その5名のメンバーのバックグラウンドは、大企業の重役からナショナルセンターのトップまでがいて様々だったのに)と、少なくとも、私にはそう読めたことは、私にとっては大変に愕然としたし大きな戦慄と衝撃でした。それと同時に、自分のような、その辺にいくらでもいそうな“ごく普通のサラリーマン”を元々していた人間が法律家になったって、もしかしたら全く無意味でもないのかもしれないとも思ったりして、(パラドキシカルではありますが、)ある意味でとても励まされ勇気づけられるような気持ちにもなった読書体験となったのでした。この最後のかっこ書きは余計な繰り言だったかもしれません。でも、そのような、その辺にいくらでもいそうな“ごく普通のサラリーマン”だった頃の素朴な目線や感覚もどこか心の片隅に置きつつ、新たにスタートした弁護士生活に励んでまいりたいと思います。)。 |