子供を育てやすい社会へ

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今年の4月から、子ども・子育て支援制度が施行されました。
これに伴い、所沢市では、平成27年4月1日以降の出産により育児休業を取得する場合の、0歳から2歳児クラスの在園児は、生まれた子や母親が病気である場合や、子どもが双子以上の場合以外には、原則として退園処分となることがホームページ上で通知されています。

これを園長さんから3月に聞くなどした保護者の方々は、保育園が大好きな子に、保育園に通えなくなることを告げなければならない日が来るというショックから、3月中に出産できるように誘発分娩を行おうとされたり眠れない日が続いたりしています。

子育てしやすくするために制定されたはずの子ども・子育て支援制度が、このように運用され始めていることを知り、過去最高の少子化と報道され、子どもの発達保障の権利が重視されてきているときにこのようなことが行われるのかと驚くとともに、運用を変更してもらうために事務所全体でこの問題に取り組むことになりました。

今日は、150人もの方に集まっていただき、市役所との面談過程のご報告と、訴訟準備等についてご説明をしました。参加された保護者や保育士さんからは、これまで抱えていらっしゃった不安について、問題点が整理され、今後どのような形でこの改悪に立ち向かっていくべきかという方向性が見えてきたというお言葉をいただきました。

このままでは、4月に出産され、育休を取得された方は、6月末に退園処分となってしまいます。なんとか、これを防ぐべく、市役所との交渉と訴訟準備を続けていきたいと思います。